福岡市天神5丁目でヴィンテージ&アクセサリーショップTea with Dressを営んでいるAtsukoです。
コロナが広がる前の2019年の冬、イングランドのストーク・オン・トレントを訪れエマ・ブリッジウォーターのファクトリーへ行きました。
旅先では、その土地のティールームやカフェを巡るのはとても楽しみです。
今回はファクトリーツアーの見学をする前に、エマブリッジ・ウォーターのティールームで過ごしたひとときついてお届けいたします。
ただのファクトリーではない!ブリティッシュライフのワンダーランド
紅茶がお好きな方だったら、ティーカップやポットにこだわりがあると思います。
私は日頃イギリスの紅茶をメインにいただいているので、自然とメイドインイングランドの陶器や磁器製品には目が行きます。
ロンドンのデパートを訪れると、リビングフロアには必ずエマ・ブリッジウォーターのコーナーがあります。
老舗のリバティー百貨店のリビングフロアにも、エマブリッジ・ウォーターのコーナーがあります。
このフロアは、重厚な内装とインテリアが素敵なので、毎回訪れるのを楽しみにしています。イギリスには世界的に有名な食器ブランドがたくさんありますが、中でもエマ・ブリッジウォーターのデザインは、今までの伝統的なメイドインイングランドからは異彩を放っていますので、ずっと心に引っかかるブランドでした。
ロンドンのお洒落地区であるメリルボーンには、エマ・ブリッジウォーターの路面店があります。ここを初めて訪れたとき、ブランドの世界観が広がってとても楽しい気持ちになりました。
2019年の春に、王立植物園のキューガーデンへ行った際に、エマ・ブリッジウォーターのキューガーデンのマグカップがありました。そのマニアックさにひかれて、とても欲しい気持ちになりましたが、市内のお店で買えばいいかと思い、後ろ髪を引かれつつ退散しました。
ところが市内の路面店でも、リバティでも、ジョンルイスでも売っていませんでした。
キューガーデン限定マグカップだったことがわかり後悔しました。
旅先は時間が勝負なので、直感で欲しいと思ったものは買わないといけないですね。また旅で学びました。
思い返すと、過去の旅で私は、海外でも国内でも陶器や磁器の産地を巡っていましたが、イングランドではまだ訪れていませんでした。
2019年の冬の買付ではイングランドの陶器の町であるストーク・オン・トレンドを訪れることにしました。
キューガーデンのマグカップは王立植物園のキューガーデンの限定なので、ストーク・オン・トレントのエマブリッジ・ウォーターでは買えないかもしれないけど、エマブリッジ・ウォーターへの想いはつのりましたので、ファクトリーへ行ってみたい気持ちでいっぱいになりました。
イングランドの陶器の町ストークオントレントへ
朝早い列車に乗って、ロンドンのユーストン駅から乗車して約2時間でストーク・オン・トレンドに到着しました。
昼に着いたので、シティーセンターまでバスで向かい、そのままホテルへ直行。フロントに荷物を預けて、エマ・ブリッジウォーターのファクトリーへ。
私は方向音痴ではないのですが、降りるバス停に慣れていないので、ファクトリーを通り過ぎてしまい、ひとつ先のバス停で降りました。
少し戻りながら歩いたのですが、そのおかげでファクトリーの敷地がどのくらい広いのかを体感することができたのはよかったと思います。
旅は何事も前向きに捉えないとできないものですよね。
外観からのエマ・ブリッジウォーターのファクトリーの佇まいです。新しいブランドの割には、ヴィンテージ感のレンガブロックが劣化しているので、ネイビーの看板と馴染んでいい感じでした。窓の枠の色もネイビーで、看板とレンガの色にマッチしてとてもおしゃれでした。
エマブリッジ・ウォーターのティールームへ行くのをとても楽しみにしていました
エマブリッジウォーターのHPで、ファクトリーツアーの申し込みはしていましたが、ツアープランには、アフタヌーンティー付きのプランがありました。
本当はそれに申し込みをしたいと思いましたが、アフタヌーンティーの量が多いので、ひとり旅の私にはお腹がいっぱいになります。誰かと一緒の旅だったら愉しいし、つい食べてしまいそうですが、買付旅なので、できる限り胃に負担がかからないように管理しなければなりません。
今回はアフタヌーンティーのセット込みのツアーは断念して、ティールームで簡単なスイーツをいただくことにしました。
ティールームの内装はワンダーランドでした。
エマブリッジ・ウォーターの器がいろいろなところに散りばめてあり、カントリーテイストで居心地がいいのです。席を確保してメニューを選びにカウンターへ行くと、そこには美味しそうなスイーツがありました。
迷った時は好きなもを選びますが、この時はドライのクランベリーと厚めのホワイトチョコレートがクッキー生地のようなサクサクした下地の上にのったハード目のケーキとアールグレイティーの紅茶を注文しました。
キャー可愛い!何?この統一感のない統一感!
可愛いお姉さんが運んでくれたティーセットは、もちろんエマ・ブリッジウォーターの器です。よく見ると、ティーポットの本体がハートで、蓋がフローラルのモチーフと違っているのにすごく可愛い!ファクトリーならではのチグハグ感というか、こういうバラバラの組み合わせが私は大好きなのでとっても気分が上がりました。
SIMONという名前入りのポルカドットのマグカップも可愛い!ポルカドットはエマブリッジ・ウォーターのアイコンなので、やっぱりいいなぁ〜と購入前のシュミレーション体験ができました。
そして、このポットの形がとても可愛い!次回イングランドへ行くときには是非買いたいと思いました。
お皿はダイナソンモチーフで絶対に自分では選ばないので、こんな風にケーキがのせてあると、意外と合うな〜と発見になります。
憧れているブランドの製品を使ってみることができるのは本当にいいですよね。
ケーキとてもおいしかったです!
ホワイトチョコレートとドライのクランベリーの組み合わせが好きなのでこれだけで満足しましたが、大好きなクッキー生地のような歯応えのあるケーキがまた美味しくて最高でした。
一緒にいただく紅茶はアールグレイティーです。
残念ながらと紅茶のブランドはわかりませんでしたが、ティーポットの中にはティーパックが入ってました。イギリスだと、ティーパックのお茶でもすごく美味しいしリーズナブルなので不満はありません。
日本だとティーパックの割には高いし、美味しく感じませんので、チャイ以外は外で紅茶をいただきませんね…。
一人でウキウキ楽しいティータイムを満喫していると…
「あなたの帽子素敵ね!!」
振り返ると、とてもお茶目なおばあちゃまでした!
大きな赤いボンボンがぶら下がっている赤白のストライプとグリーンのニット帽に、赤いバンダナをスカーフのように巻いて、トロンプ・ユイルのTシャツです。
Tシャツのプリントには鈴が襟についている洋服って?グリム童話の白雪姫と7人の小人が着ていたかな…。
可愛すぎる小人マダム!
2年ぶりにこのおばあちゃまの画像をみてブログを書いていますが、本当にLOVELYな方だと思いませんか?
「あなたこそ素敵じゃないの!写真撮ってもいい?」
と、私もご機嫌なおばあちゃまに面食らって、一枚撮らせていただきました。
イギリスを旅行していると、ご年配のおばあちゃまやお店の人に着ている洋服やアクセサリーを褒めて貰えます。
私もこういうおばあちゃまのように、素敵だと思った方には、いつまでも褒めたいと思いました。
ちなみにこのおばあちゃまのお友達5人組も、みんなこんな感じのキュートなクリスマスコーディネートでした。
あ〜、このおばあちゃまとお友達のように、クリスマスのコーディネートでワイワイとティールームでおしゃべりを楽しみたい。コロナが収束したら、是非やりたいものですね。
この棚はティールーム内のインテリアです。
レンガブロックの壁に白いペンキでペイントされている内装に、イングランドらしいカントリーな棚。こんなにぎっしりエマブリッジ・ウォーターコレクションが飾られているのも見応えがあります。
楽しいティールームでのひと時を過ごしたあと、私はファクトリーツアーに参加して、更に楽しい経験をしました。
ファクトリーツアーの様子はWebshopでご紹介してますので、あわせてご覧くださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
素敵なティータイムをお過ごしくださいね…
Tea with Dress
Atsuko